工藤公康投手G倒!史上6人目全球団勝利
「工藤公康投手G倒!史上6人目全球団勝利」という今日の記事より。(引用記事の一部は、下部に掲載)
横浜の工藤公康投手が史上6人目の対全球団勝利を達成したとのこと。まさに「すごい」としかいいようがない。
ただ、この記録を達成したこと自体もすごいのだが、44歳にしてこの記録を達成したことにも大きな意味があるように思う。
44歳と言えば、プロ野球選手の平均年齢からすれば、失礼ながらかなりの高齢になるのだが、それでも20代、30代のパフォーマンスのピークにいる選手達を相手に戦い、そして記録を達成したことを考えるとやはり、単純に「すごい」と唸ってしまう。
44歳で現役を続けているということは、並みならぬ体調面での管理を行い、並みならぬプロ意識を持っているのだろう。そして、もう一つは並みらないほど野球が好きなのではないかと思う。
サッカー界では、カズこと三浦知良選手が40歳プレーヤーとして有名だが、参院選の出馬要請があった際も「政治のことはよく分かりません。僕の仕事はサッカーですから」と答えたというが、工藤選手も野球に対して同じような気概と情熱を持っているのではないかと思う。
これから年を重ねつつ、野球を続けていくことでまだまだ色々な記録を重ねていくのだろうが、できるだけ長く工藤選手の投げる姿を見ていたいと思った今日の記事だった。
[記事ここから]
【横浜8-4巨人】“ハマのおじさん”が金字塔を打ち立てた。横浜・工藤公康投手(44)が24日の巨人戦で6回を7安打2失点の好投。古巣から初勝利を挙げ、史上6人目となる全球団勝利(13球団目)を達成した。44歳2カ月で手にした先発での巨人戦白星は、中日・山本昌を抜く最高齢記録。チームも2位・巨人に0・5ゲーム差に迫り、最高の形で後半戦のスタートを切った。
「巨人戦初勝利」と書いたウイニングボールは、迷わず横浜ファンが待つ左翼席に投げ入れた。昨オフ、門倉のFAに伴う人的補償のプロテクト選手から外された古巣を相手に、今季4戦目の先発で初勝利。史上6人目の全球団勝利を達成し、巨人戦の先発での最年長勝利記録も更新した左腕はホッと胸をなで下ろした。
「やっと勝てましたね。何とか勝ちたいと思っていた。村田くんの満塁本塁打が僕に勇気をくれました」
序盤から直球の制球が乱れ、変化球で何とかカウントをそろえた。「最近で一番悪かった」と振り返るように最速も139キロ止まり。それでも、要所では直球がさえた。2回無死二塁、李スンヨプを内角低めの138キロで見逃し三振に取ると、ホリンズは内角低めのボール球で空振り三振。6奪三振のうち、5個を直球で奪い「もう開き直って投げた。ここの球場は打球が上がるとどうなるか分からないし、低めに投げることだけを心掛けた」。6回、李に2ランを浴びたが6回を投げ失点はこれだけ。慣れ親しんだ東京ドームで円熟の投球術を見せつけた。
好調には理由がある。開幕当初の不振から「もう序盤から飛ばしていかないと無理」とモデルチェンジを決意。尻上がりに調子を上げていくタイプのベテランが、26年目にして初めてペース配分を考えるのをやめ、立ち上がりから全力投球するスタイルを選択した。
久々に再会した長男の存在も刺激になった。大阪の高校でテニスに熱中する阿須加くん(15)が今月上旬に帰省。「寮生活のおかげで家族のありがたみが分かるようになった」と言う長男の言葉を聞き「若い時にいっぱい苦労すればいい」と助言した。4日間だけだったが、真っ黒に日焼けした息子の成長を感じた。
工藤の活躍で2位巨人と0・5ゲーム差。首位中日にも1・5差に迫った。大矢監督も「トレーニングを積んで自分の投球を取り戻すんだ、という思いが今の好調につながっている」と絶賛する優勝請負人。それでも満足することはない。「みんなで力を合わせて頑張りたい。勝つことがみんなの勇気になる」。おじさんはまだまだ横浜にパワーを与え続ける。
引用元:スポーツニッポン